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『山遊び』
ふりがな文庫
『
山遊び
(
やまあそび
)
』
足守川にかゝつて居る葵橋を渡る頃は秋晴の太陽が豐年の田圃に暗く照つて居た。八幡樣の山では松の木立の下に雜木がほのかに黄ばんで櫨の木の紅葉の深紅なのが一本美しく日に透いて居るのが長閑に見えた。河原には、未だ枯れぬ秋の草が野菊交り、色の褪せた死 …
著者
木下利玄
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「白樺」1911(明治44)年11月
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約7分(500文字/分)
朗読目安時間
約12分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
一處
(
ひとつところ
)
毎
(
いつ
)
戸外
(
そと
)
新山
(
にいやま
)
秤
(
はかり
)
身體
(
からだ
)
雞冠
(
とさか
)