“めおと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
夫婦62.9%
女夫29.0%
配偶3.2%
夫妻1.6%
女男1.6%
1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……登子、形どおりな祝言や初夜の式もすんだが、まことの夫婦めおとのちぎりまではしていない。申さばそなたはまだ処女おとめの肌のままよ。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
女夫めおとの約束代わりに預けたたいせつな片雛が、こんなまがいものとすり替えられているは、とりもなおさず生きた夫をすり替えたも同然じゃ。
実際じっさいまたいずれの時代じだいをさがしても、この御二人おふたりほどお似合にあい配偶めおとはめったにありそうにもございませぬ。
元を尋ねると踊りの晩に袖を引き合いからの夫妻めおとじゃないか。
千鳥 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
女男めおとたきとそれは読まれた。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
主人は傍に居る、自分の妹と、めおと達を省みて最後の名残を惜しまうとした。
若芽 (新字旧仮名) / 島田清次郎(著)