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夫婦
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めをと
ふりがな文庫
“
夫婦
(
めをと
)” の例文
芸人といふものは、罪のないもので、
夫婦
(
めをと
)
喧嘩をしたり、批評家とか蜂とかに
螫
(
さ
)
されたりすると、直ぐに師匠の
許
(
とこ
)
に駈けつけようとする。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
夫れは何ういふ子細でと父も母も詰寄つて問かゝるに今までは默つて居ましたれど私の家の
夫婦
(
めをと
)
さし向ひを半日見て下さつたら大底御解りに成ませう
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
ほんの今日だけのことであるけれども、それでも
夫婦
(
めをと
)
にでもなつたやうな喜悦を時子もBも感じた。
アンナ、パブロオナ
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
十吉 (迷惑する。)お前とわしとは、表向きの祝言こそせぬけれど、兩方の親たちも承知の上で、末は
夫婦
(
めをと
)
ときまつてゐる仲だ。なんでほかの嫁などを貰ふものか。
箕輪の心中
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
子の
慈愛
(
いつくしみ
)
、老いたる父の敬ひ、またはペネローペを喜ばしうべかりし
夫婦
(
めをと
)
の愛すら 九四—九六
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
▼ もっと見る
宿智にやあらん其言ふところ自ら道に協へる節あり、父上既に世を逃れ玉ひぬ、おのれも御後に従はんとこそ思へ、世に
百歳
(
もゝとせ
)
の
夫婦
(
めをと
)
も無し、なにぞ一期の恩愛を説かん、たとひ思ふこと叶ひ
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
お
前
(
まへ
)
の
心
(
こゝろ
)
に
虚僞
(
いつはり
)
がなく、まこと
夫婦
(
めをと
)
にならう
氣
(
き
)
なら、
明日
(
あす
)
才覺
(
さいかく
)
して
使者
(
つかひ
)
をば
上
(
あ
)
げませうほどに、
何日
(
いつ
)
、
何處
(
どこ
)
で
式
(
しき
)
を
擧
(
あ
)
ぐるといふ
返辭
(
へんじ
)
をして
下
(
くだ
)
され、すれば、一
生
(
しゃう
)
の
運命
(
うんめい
)
をばお
前
(
まへ
)
の
足下
(
あしもと
)
に
抛出
(
なげだ
)
して
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
いちにんの童子は童女と草つみて
夫婦
(
めをと
)
ごつこをするがかなしき
小熊秀雄全集-01:短歌集
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
人間のこれの
夫婦
(
めをと
)
はいと寂し人まぜもせず畑うちかへす
雲母集
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
それはどういふ子細でと父も母も詰寄つて問かかるに今までは黙つてゐましたれど私の
家
(
うち
)
の
夫婦
(
めをと
)
さし向ひを半日見て下さつたら大底が御解りに成ませう
十三夜
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「
夫婦
(
めをと
)
喧嘩か。でも、そんな傷をうつちやつとくわけにはゆくまいて。」
茶話:07 大正十四(一九二五)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
人間のこれの
夫婦
(
めをと
)
はいと寂したんだ
黙
(
だま
)
つて畑うちかへす
雲母集
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
夫
(
そ
)
れは
何
(
ど
)
ういふ
子細
(
しさい
)
でと
父
(
ちゝ
)
も
母
(
はゝ
)
も
詰寄
(
つめよ
)
つて
問
(
とひ
)
かゝるに
今
(
いま
)
までは
默
(
だま
)
つて
居
(
ゐ
)
ましたれど
私
(
わたし
)
の
家
(
うち
)
の
夫婦
(
めをと
)
さし
向
(
むか
)
ひを
半日
(
はんにち
)
見
(
み
)
て
下
(
くだ
)
さつたら
大底
(
たいてい
)
が
御解
(
おわか
)
りに
成
(
なり
)
ませう
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
人間のこれの
夫婦
(
めをと
)
はいと寂し時に尻向け畑うちかへす
雲母集
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
即
(
すなは
)
ち新らしき一対の
夫婦
(
めをと
)
出来あがりて、やがては父とも言はるべき身なり、諸縁これより引かれて断ちがたき
絆
(
ほだし
)
次第にふゆれば、一人一箇の野沢桂次ならず
ゆく雲
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
人立
(
ひとだち
)
おびただしき
夫婦
(
めをと
)
あらそひの
軒先
(
のきさき
)
などを過ぐるとも、
唯
(
ただ
)
我れのみは
広野
(
ひろの
)
の原の冬枯れを行くやうに、心に止まる物もなく、気にかかる景色にも覚えぬは
にごりえ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
物言
(
ものい
)
へば
頓
(
やが
)
て
爭
(
あらそ
)
ひの
糸口
(
いとくち
)
を
引出
(
ひきいだ
)
し、
泣
(
な
)
いて
恨
(
うら
)
んで
摺
(
す
)
れ/\の
中
(
なか
)
に、さりとも
憎
(
に
)
くからぬ
夫婦
(
めをと
)
は
折
(
おり
)
ふしの
仕
(
し
)
こなし
忘
(
わす
)
れがたく、
貴郎
(
あなた
)
斯
(
か
)
うなされ、
彼
(
あ
)
あなされと
言
(
い
)
へば
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
事
(
こと
)
なく
高砂
(
たかさご
)
をうたひ
納
(
おさ
)
むれば、
即
(
すなは
)
ち
新
(
あた
)
らしき一
對
(
つい
)
の
夫婦
(
めをと
)
出來
(
でき
)
あがりて、やがては
父
(
ちゝ
)
とも
言
(
い
)
はるべき
身
(
み
)
なり、
諸縁
(
しよゑん
)
これより
引
(
ひ
)
かれて
斷
(
た
)
ちがたき
絆
(
ほだし
)
次第
(
しだい
)
にふゆれば、一
人
(
にん
)
一
箇
(
こ
)
の
野澤桂次
(
のざわけいじ
)
ならず
ゆく雲
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
人
(
ひと
)
の
聲
(
こゑ
)
は、
人
(
ひと
)
の
聲
(
こゑ
)
、
我
(
わ
)
が
考
(
かんが
)
へは
考
(
かんが
)
へと
別々
(
べつ/\
)
に
成
(
な
)
りて、
更
(
さら
)
に
何事
(
なにごと
)
にも
氣
(
き
)
のまぎれる
物
(
もの
)
なく、
人立
(
ひとだち
)
おびたゞしき
夫婦
(
めをと
)
あらそひの
軒先
(
のきさき
)
などを
過
(
す
)
ぐるとも、
唯
(
たゞ
)
我
(
わ
)
れのみは
廣野
(
ひろの
)
の
原
(
はら
)
の
冬枯
(
ふゆが
)
れを
行
(
ゆ
)
くやうに
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“夫婦”の意味
《名詞》
夫婦(ふうふ、おっとめ、みょうと)
結婚している一組みの男女。
(出典:Wiktionary)
“夫婦”の解説
夫婦(ふうふ、めおと、みょうと)とは、適法の婚姻をした男性と女性。女夫・妻夫(めお、めおと、みょうと、めおっと、めおとこ)、妹背・妹兄(いもせ)、夫妻(ふさい)とも言う。男性を夫と呼び、女性を妻と呼ぶ。
(出典:Wikipedia)
夫
常用漢字
小4
部首:⼤
4画
婦
常用漢字
小5
部首:⼥
11画
“夫婦”で始まる語句
夫婦喧嘩
夫婦仲
夫婦鳥
夫婦連
夫婦岩
夫婦釦
夫婦者
夫婦別
夫婦牛
夫婦島