“夫婦島”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めおとじま50.0%
めをとじま50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
処々なら白樺しらかばにからんだ山葡萄やまぶどうの葉が、火の様に燃えて居る。空気は澄み切って、水は鏡の様だ。夫婦島めおとじまの方に帆舟が一つはしって居る。櫓声静に我舟の行くまゝに、かもが飛び、千鳥ちどりが飛ぶ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
夫婦島めをとじまの方に帆舟が一つはしつて居る。櫓聲靜に我舟の行くまゝに、鴨が飛び、千鳥が飛ぶ。やがて舟は一の入江に入つて、紅葉館の下に着いた。女中が出迎へる。
熊の足跡 (旧字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)