“夫婦者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふうふもの66.7%
めをともの33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むかしむかし夫婦者ふうふものがあって、ながあいだ小児こどもしい、しい、といいくらしておりましたが、やっとおかみさんののぞみがかなって、神様かみさまねがいをきいてくださいました。
階下は、五十位の夫婦者ふうふもので、古ぼけたくるまをいつも二台ほど土間に置いていた。おじさんが、俥をひっぱった姿は見た事はないが、誰かに貸すのででもあろう、時々、一台の俥が消える時がある。
風琴と魚の町 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
摂津の蘆屋あしや老人としより夫婦者めをとものが住むでゐる。神戸に居る息子の仕送りで気楽に日を送つてゐるが、先日こなひだからふとした病気でばあさんが床に就いた。