“夫婦岩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めおといわ75.0%
めをといは25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見上げるばかりの石柱が二つ、夫婦岩めおといわのような形にそびえていて、その間が船形のうつろになっているその間へ、お銀様がお雪ちゃんを引摺ひきずり込みました。
大菩薩峠:35 胆吹の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
二見が浦で下りて夫婦岩めおといわへ行く途中、海岸へ出ると、軒並に壺焼屋が葭簀よしず小屋を構えている。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
飯後はんご神居古潭を見に出かける。少し上流の方には夫婦岩めをといはと云ふ此邊の名勝があると云ふ。其方へは行かず、先刻さつき渡つた吊橋の方へ行つて見る。橋の上手には、楢の大木が五六本川面へ差かゝつて居る。
熊の足跡 (旧字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)