“百歳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ももとせ42.9%
ひやあくう14.3%
ひやく14.3%
もゝとせ14.3%
モヽト14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……およそ百歳ももとせいにしえをなつかしむままに、と序して、丁寧に書きとった写本がある。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
彼の母は巫女ユタを頼んで、彼方此方の拝所ウガンジユへ詣って、百歳ひやあくうが試験に合格するやうにと祈った。百歳が愈々試験を受けに行くと云ふ前の日には、母は彼を先祖の墓に伴れて行って、長い祈願をした。
奥間巡査 (新字旧仮名) / 池宮城積宝(著)
この世の事はこれまでだ、その代り今度の世には、貴様の言つた通り、必ず夫婦に成つて、百歳ひやくまでもそひ、添、添遂そひとげるぞ! 忘れるな、宮。俺も忘れん! 貴様もきつと覚えてゐろよ!
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
宿智にやあらん其言ふところ自ら道に協へる節あり、父上既に世を逃れ玉ひぬ、おのれも御後に従はんとこそ思へ、世に百歳もゝとせ夫婦めをとも無し、なにぞ一期の恩愛を説かん、たとひ思ふこと叶ひ
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
首里天加那志シユリテンガナシ 百歳モヽトまでタポ
沖縄の旅 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)