“たひら”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:タヒラ
語句割合
77.6%
平坦7.5%
7.5%
1.5%
多比良1.5%
平均1.5%
平野1.5%
1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せい元來ぐわんらい身分みぶん分類ぶんるゐで、たとへばおみむらじ宿禰すくね朝臣あそんなどのるゐであり、うぢ家系かけい分類ぶんるゐで、たとへば藤原ふじはらみなもとたひら菅原すがはらなどのるゐである。
誤まれる姓名の逆列 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
絶頂ぜつてう平坦たひらになし、馬の天険てんけんをたのみてこゝに住居し耕作かうさくをもしたるが、ほろびてのち其灵魂れいこんこゝにとゞまりて苗場なへば奇異きゐをもなすにやとおもへり。
四月洗心洞剳記せんしんどうさつきに自序し、これを刻す。頼余一に一本をおくる。又一本を佐藤たひらに寄せ、手書して志を言ふ。七月十七日富士山に登り、剳記を石室に蔵す。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
併し惜福の工夫には缺けて、病中に憤死し、家滅び族たひらげられたのは、人の知つてゐることである。木曾義仲は平氏を逐ひ落した大功が有つた。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
人を殺しては其の肉を啖ひ、邦をたひらげては其のはかを發くに至るのである。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
一俵掛けて、兄弟してうんと力を入れた時は、二人とも顔が真紅まつかに成る。地主ははかりざを平均たひらになつたのを見澄まして、おもりの糸を動かないやうに持添へ乍ら調べた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
平野たひらの水をあつめ來て
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)
我は首を垂れてこのたひらぎの覺束おぼつかなかるべきを告げしに、公子は無造作に我詞を打消して、我をきて車の方に往きぬ。