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鳴
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なる
左の手には
若雷居り、右の手には
土雷居り、左の足には
鳴雷居り、右の足には
伏雷居り、并はせて八くさの雷神成り居りき。
謡ったと伝うる(
鳴は滝)小さな滝の名所があるのに対して、これを
義経の
人待石と
称うるのである。
持出て
挨拶なし
斯雷の
鳴に女ばかりにて
淋き
折柄故晴るまで
咄給へと
取卷しかば彦兵衞は元來
辯舌能上方の名所又は女郎屋の
體等面白く
咄により老女も
興に入り
其許には何方に
住宅致され候やと尋ねけるに私しは御近處橋本町
願人坊主の
隣に
罷在て小間物
商賣致し候と云ふを