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鳴音
ふりがな文庫
“鳴音”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
なくね
54.5%
なくこゑ
18.2%
なきごえ
9.1%
なるおと
9.1%
めいおん
9.1%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なくね
(逆引き)
折から梢の蝉の
鳴音
(
なくね
)
をも
一時
(
いちじ
)
に
止
(
とど
)
めるばかり
耳許
(
みみもと
)
近く響き出す
弁天山
(
べんてんやま
)
の時の鐘。数うれば早や
正午
(
ひる
)
の九つを告げている。
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
鳴音(なくね)の例文をもっと
(6作品)
見る
なくこゑ
(逆引き)
主人
俄
(
にはか
)
に籠を作らせ心を
尽
(
つく
)
して
養
(
やしな
)
ひ、やゝ長じて
鳴音
(
なくこゑ
)
も
烏
(
からす
)
に
異
(
こと
)
ならず、我が
近隣
(
きんりん
)
なれば朝夕これを
観
(
み
)
たり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
鳴音(なくこゑ)の例文をもっと
(2作品)
見る
なきごえ
(逆引き)
野は秋も暮れて
木枯
(
こがらし
)
の風が立った。裏の森の
銀杏樹
(
いちょう
)
も
黄葉
(
もみじ
)
して夕の空を美しく
彩
(
いろど
)
った。垣根道には
反
(
そり
)
かえった落葉ががさがさと
転
(
ころ
)
がって行く。
鵙
(
もず
)
の
鳴音
(
なきごえ
)
がけたたましく聞える。
蒲団
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
鳴音(なきごえ)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
なるおと
(逆引き)
こういうことは東西その
軌
(
き
)
を
一
(
いつ
)
にするのかも知れぬが、
私
(
わし
)
も六十六番の二階で、よくその時計の
鳴音
(
なるおと
)
を聴いたのが今も耳の底に残っている。
不吉の音と学士会院の鐘
(新字新仮名)
/
岩村透
(著)
鳴音(なるおと)の例文をもっと
(1作品)
見る
めいおん
(逆引き)
そうしてその
後足
(
あとあし
)
には皆一寸ばかりずつ水がついてる。豪雨は牛舎の屋根に
鳴音
(
めいおん
)
烈しく、ちょっとした会話が聞取れない。いよいよ平和の希望は絶えそうになった。
水害雑録
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
鳴音(めいおん)の例文をもっと
(1作品)
見る
鳴
常用漢字
小2
部首:⿃
14画
音
常用漢字
小1
部首:⾳
9画
“鳴”で始まる語句
鳴
鳴子
鳴海
鳴物
鳴動
鳴門
鳴雪
鳴神
鳴鏑
鳴海絞
“鳴音”のふりがなが多い著者
鈴木牧之
薄田淳介
山東京山
岩村透
蒲原有明
伊藤左千夫
永井荷風
薄田泣菫
田山花袋