“軌”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
43.8%
きし25.0%
わだち25.0%
みち6.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“軌”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸1.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.3%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
けれどそれには絶対に、あやまらない文化的な省察せいさつと、一見、弱気にも似ている沈着な力の堅持が必要である。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
が、身綺麗みぎれいな服装の胸へ小さな赤薔薇あかばら造花ぞうかをつけている事は、いずれもを一にしているらしかった。
路上 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
とたんに、彼女のうしろに、金属のきしる音がした。入口の重い鉄扉は、誰も押した者がないのに、早もう、ぴったりと閉っていた。
鬼仏洞事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
今まで比較的に、平穏無事であったために、きしみ合うことなしに過ぎた二人の性格の歯車が、今やカツカツと音を立てて触れ合っているのだった。
貞操問答 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
また源氏の野人も、次々に、同じわだち泥上でいじょうにえがいて、宿業の車輪は、興亡、流転、愛憎、相剋そうこく猜疑さいぎ、また戦争など
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
でも、わだちあとはある。宮の牛車のまえにも誰かは通ったものだろう。やがて二条富小路の禁裡の内へ御車が消え入ったのは、すでに初更しょこう(宵)の頃だった。
馬車は、うねうねと、黄昏たそがれの坂路にかかった。坂のうえに、灯が見えた。あれもこれも母の枕べにともる灯かと思われた。——坂を登り切ると、みちは並木の下を縫っている。
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)