“不軌”の読み方と例文
読み方割合
ふき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家へ帰った王給諌は上疏じょうそして王侍御が不軌ふきはかっているといって、元豊から剥ぎとった服と冕を証拠としてさし出した。
小翠 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
し実際将門が謀反をあへてしようとして居たならば、不軌ふきはかるほどの者が、打解けて語らつたことも無い興世王や経基の処へわざ/\出掛けて
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
一番目「楼門五三桐さんもんごさんのきり」は五幕に分る。宋蘇卿明そうそけいみん真宗しんそうの命に此村大炊之助このむらおおいのすけと名乗り、奴矢田平やだへいと共に真柴久次ましばひさつぐに仕へ、不軌ふきを謀りしが、事あらわれて自尽じじんす。
両座の「山門」評 (新字旧仮名) / 三木竹二(著)