“なるほど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
成程99.1%
或程0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
成程なるほど過ぎ去った歴史上には種々優れた人もあるが、同時代にいた、しっかりした友達の方に、かえって教えられた事は多いのである。
北村透谷の短き一生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
言はれて内室ないしつはひつて見ると成程なるほど石は何時いつにか紫檀したんだいかへつて居たので益々ます/\畏敬ゐけいねんたかめ、うや/\しく老叟をあふぎ見ると、老叟
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
A 或程なるほどきみしかつたつて仕樣しやうがない。いまおれおほいにほか奴等やつらしかつてやるんだから、今日けふはマアきみをんなはなしでもしよう。はうならきみ專門せんもんだから。
ハガキ運動 (旧字旧仮名) / 堺利彦(著)
『はゝあ、或程なるほど星火榴彈せいくわりうだん一次いちじ一發いつぱつ火箭くわせん救助きゆうじよもとむる難破船なんぱせん信號しんがうがよくえます、貴下あなたの眼は仲々なか/\結構けつこうです。』と意地惡ゐぢわる船長せんちやうはぢろりッとわたくしかほにらんだか、わたくし一言いちごんいのである。