“略式”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りゃくしき66.7%
りやくしき33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それだから多く食べられん。僕の家のは何でも少しずつだから残らず食べられる。その角煮というのはね、先ず略式りゃくしきで話そうか。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
例の下町の癖の略式りゃくしき好みの茶室で、座敷の中の炉に蓋さえすれば四畳半の間はそのまゝ住いにも使われます。壁に戸棚があり、縁側に御不浄場も取付けてあります。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
「私、決して略式りやくしきと無禮とを間違へやうとは思ひません。前者は私も却つて好きでございます。後者は自由の身に生れたものなら、たとへお給金の爲めだつて、從ひはいたしません。」