“平与力”の読み方と例文
読み方割合
ひらよりき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこに月番の玉造組平与力ひらよりき本多為助ほんだためすけ山寺やまでら三二郎、小島鶴之丞つるのじようが出てゐて、本多が天満の火事は大塩平八郎の所為しよゐだと告げた。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
蒲生は遠藤の所へ乗り付けて、大筒の事を言上ごんじやうすると、遠藤は岡翁助をうすけに当てて、平与力ひらよりき四人に大筒を持たせて、目附中井半左衛門なかゐはんざゑもん方へ出せと云ふ達しをした。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
同心支配は三人あるが、これは自分が出ることにし、小頭こがしらの与力二人には平与力ひらよりき蒲生熊次郎がまふくまじらう、本多為助ためすけを当て、同心三十人は自分と同役岡との組から十五人づゝすことにした。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)