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平与力
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ひらよりき
そこに月番の玉造組
平与力本多為助、
山寺三二郎、小島
鶴之丞が出てゐて、本多が天満の火事は大塩平八郎の
所為だと告げた。
蒲生は遠藤の所へ乗り付けて、大筒の事を
言上すると、遠藤は岡
翁助に当てて、
平与力四人に大筒を持たせて、目附
中井半左衛門方へ出せと云ふ達しをした。
同心支配は三人あるが、これは自分が出ることにし、
小頭の与力二人には
平与力蒲生熊次郎、本多
為助を当て、同心三十人は自分と同役岡との組から十五人
宛出すことにした。