“解文”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
げもん40.0%
げぶん40.0%
げぶみ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また承和二年陸奥国司の「解文げもん」に、白河・菊多の関を置きてより今に四百余歳とある文等を玩味するに、『常陸風土記』の記事等と相啓発して、有史以後においても
武士を夷ということの考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
彼は、それをさらに確証づけるために、武蔵、上野、下野、常陸、下総など、五ヵ国の国衙こくがから、解文げぶん(官庁の証明)を取り寄せて
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
良兼が為に、人を損じ、物をかすめとられたる次第は、つぶさに、下総の国庁より、さきに、解文げぶみを註して、言上せり。朝家においても、隣国合勢して、良兼等を追捕すべきの官符を下さる。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)