“げぶん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
戯文40.0%
解文40.0%
下文20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこの雑誌とふのは、半紙はんし両截ふたつぎり廿枚にぢうまい卅枚さんぢうまい綴合とぢあはせて、これ我楽多文庫がらくたぶんこなづけ、右の社員中から和歌わか狂歌きやうか発句ほつく端唄はうた漢詩かんし狂詩きやうし漢文かんぶん国文こくぶん俳文はいぶん戯文げぶん新躰詩しんたいし
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
将門は腹立紛はらたちまぎれに乱暴して帰つたから、今度は常陸方から解文げぶんを上して将門を訴へた。で、将門の方へ官符が来て召問はるべきことになつたのだ。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
太政官の名をもって、地方の庁に官符をもたらす使者などに対してすら、慇懃いんぎん拝迎はいげい、文字どおり、下文げぶんの沙汰書を、土下座して、受けねばならないほど、絶対的な、卑下と高貴を
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)