“綴合”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つづりあわ25.0%
てつごう25.0%
とじあわ25.0%
とぢあは25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夫れから日本にかえってからソレを台にしてお色々な原書を調べ又記憶する所を綴合つづりあわせて西洋事情と云うものが出来ました。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
日本の景観の多様性はたとえば本邦地質図の一幅を広げて見ただけでも想像される。それは一片のつづれのにしきをでも見るように多様な地質の小断片の綴合てつごうである。
連句雑俎 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
こんなことを言って笑いながら、中でも好さそうなのをって夫に渡した。三吉は無造作に綴合とじあわせた糸を切って、縮んだ足袋を無理に自分の足にめた。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
そこの雑誌とふのは、半紙はんし両截ふたつぎり廿枚にぢうまい卅枚さんぢうまい綴合とぢあはせて、これ我楽多文庫がらくたぶんこなづけ、右の社員中から和歌わか狂歌きやうか発句ほつく端唄はうた漢詩かんし狂詩きやうし漢文かんぶん国文こくぶん俳文はいぶん戯文げぶん新躰詩しんたいし
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)