“畢世”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひっせい80.0%
ひつせい20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一七五一年、最後の作品『エフタ』の作曲中、次第に明を失って畢世ひっせいの努力で辛くも完成した時は、全くの盲目になっていた。
胡堂百話 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
文学の尊重を認めるという口の下から男子畢世ひっせいの業とするに足るや否やを疑うという如きは皆国士の悪夢の囈語うわごとであった。
二葉亭追録 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
左樣さよう不肖ふつゝかながら、この櫻木さくらぎ畢世ひつせいちからつくして、わが帝國海軍ていこくかいぐんめに、前代未聞ぜんだいみもんある有力いうりよくなる軍器ぐんき製造せいぞう着手ちやくしゆしてるのです。
五萬圓の財産家たることを畢世ひつせいの理想としてゐた漢文の先生の憧憬。
猫又先生 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)