畢世ひつせい)” の例文
左樣さよう不肖ふつゝかながら、この櫻木さくらぎ畢世ひつせいちからつくして、わが帝國海軍ていこくかいぐんめに、前代未聞ぜんだいみもんある有力いうりよくなる軍器ぐんき製造せいぞう着手ちやくしゆしてるのです。
五萬圓の財産家たることを畢世ひつせいの理想としてゐた漢文の先生の憧憬。
猫又先生 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
夕方ゆふがたになると、最早もはや畢世ひつせい勇氣ゆうきふるつても、とてもくちれるこゝろぬ。