“かたる”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カタル
語句割合
加答児36.4%
36.4%
加多児9.1%
加太児9.1%
9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕は、神保博士の意見として、どうも黄疸は単純な加答児かたる性のものでなく肝の方から来てゐることを手紙に書いたのであつた。それでもがんの転移証状であることは書けなかつたのである。
島木赤彦臨終記 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
こたへてまづしよくをはりてテンプラの来由らいゆかたるべしといひつゝさけのてんぷらをあくまでにしよくせり。
何々加多児かたるといふのは風邪の一種だなど聞くと、もう興味索然とするので、風邪は飽くまでも風邪又は感冒なる俗名で呼ぶことにする。
風邪一束 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
上厠頻数じょうしひんすう、さてそのあげく、毛細管支炎喘息ぜんそく腐敗食による大腸加太児かたるという、不思議な余病を併発したのによっても明白だというものである。
はつたと白眼にらみおのれ何者なれば殺生禁斷せつしやうきんだんの場所をけがあまつさへ徳川徳太郎などと御名をかたる不屆者ふとゞきもの屹度きつと罪科ざいくわおこなふべきなれども此度このたび格別かくべつ慈悲じひを以て免しつかはす以後見當みあたり候はゞ決してゆるさゞるなり屹度きつと相愼あひつゝしみ心を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)