“カタル”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:かたる
語句割合
加答児93.3%
加多児6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兎に角芭蕉の口の悪いのにはしばしば門人たちも悩まされたらしい。唯幸ひにこの諷刺家は今をること二百年ばかり前に腸加答児カタルか何かの為に往生した。
芭蕉雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
九月三日「明日は出発せんと云ふに頭重く心地悪敷ければ片山医師の診察を乞ふに肺尖加答児カタルなりとの事なり。」
『団栗』のことなど (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
軽い加多児カタルで弱っている。少しずつ涼しい。誰からも手紙がない。別に何も考えなかった。何も書かなかった。(九、二二)