トップ
>
『味瓜畑』
ふりがな文庫
『
味瓜畑
(
あじうりばたけ
)
』
お寺の境内の踊り場で男はさんざんに踊つた、疲れてへと/\になるほどに、呼吸がぜいぜいと鳴りだすほどに手を振つたり足を振つたりした。 その夜は月夜であつたので、踊りの輪をとりまく見物人もなかなか踊り見物を止して帰らうとしなかつたので、踊り子た …
著者
小熊秀雄
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「旭川新聞」1925(大正14)年3月26日~4月3日、5日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約21分(500文字/分)
朗読目安時間
約34分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
騙
(
かたり
)
止
(
と
)
誘
(
おび
)
逆捻
(
さかねぢ
)
頂上
(
てつぺん
)
吃驚
(
びつくり
)
妾
(
わたし
)
破
(
わ
)
初心
(
うぶ
)
呼吸
(
いき
)
夜
(
よ
)
容易
(
たやす
)
脱
(
ぬ
)
貴女
(
あなた
)
退
(
の
)