“工人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうじん66.7%
しごとし16.7%
たくみ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
城内からあふれ出た若侍たちは、うろたえている人足どもを叱咜しったして、その空濠の底から、石に押しつぶされた工人こうじんの死骸を引きあげさせている。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼のバビロン城の工人しごとしの言葉のやうな事を、無暗に饒舌しやべつて居りました。
新浦島 (新字旧仮名) / ワシントン・アーヴィング(著)
又仏の像を造ること既にをはりて、堂に入るることを得ず、諸々もろもろ工人たくみ計ることあたはず、まさに堂の戸をこぼたむとせり。然るに汝、戸をこぼたずして入るることを得つ。此れ皆汝がいさをしなり。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)