トップ
>
工人
>
こうじん
ふりがな文庫
“
工人
(
こうじん
)” の例文
城内から
溢
(
あふ
)
れ出た若侍たちは、うろたえている人足どもを
叱咜
(
しった
)
して、その空濠の底から、石に押しつぶされた
工人
(
こうじん
)
の死骸を引きあげさせている。
鳴門秘帖:04 船路の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ここへ来るときは、いくら日本一の名匠だとは言っても、たかが手仕事の
工人
(
こうじん
)
、たんまり金銀を取らせるといったら、とびついてくるだろうと思っていた田丸主水正。
丹下左膳:03 日光の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
生命
(
せいめい
)
の高貴なる
工人
(
こうじん
)
として
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
百姓も町人も
工人
(
こうじん
)
もそちたち侍どもも、さだめしこの世をおもしろおかしく、
華奢
(
かしゃ
)
に遊楽に暮したかろう。——世はいま元禄五年、江戸も京も、他領の国々も、なべてそういう風潮の世であるものを。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“工人”の意味
《名詞》
工人(こうじん、こうにん)
職人。
(出典:Wiktionary)
工
常用漢字
小2
部首:⼯
3画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“工”で始まる語句
工合
工夫
工場
工面
工
工風
工匠
工事
工廠
工作