“工廠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうしょう81.8%
こうしやう13.6%
こうしよう4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
オリオン号は造船工廠(こうしょう)の近くに停泊していた。そしてなお艤装(ぎそう)したまま修繕されていた。船体は右舷では少しも損んでいなかった。
僕はいつも煤(すす)の降る工廠(こうしやう)の裏を歩いてゐた。どんより曇つた工廠の空には虹が一すぢ消えかかつてゐた。僕は踵(かかと)を擡(もた)げるやうにし、ちよつとその虹へ鼻をやつて見た。
横須賀小景 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
鉄道工廠(こうしよう)の住宅地域! 二階建ての長屋の窓から、工夫(こうふ)のおかみさんが怒鳴つてゐる。亭主(ていしゆ)は駅の構内で働らいてゐて、真黒の石炭がらを積みあげてゐる。
田舎の時計他十二篇 (新字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)