“人工”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じんこう83.3%
にんく16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此雪にてつくりたる物、天又人工じんこうをたすけて一夜の間にこほりて鉄石の如くになるゆゑ、いかほど大入にてもさじきのくづるる気づかひなし。
「正吉や。お母さんは一度心臓しんぞう病で死にかけたんだけれど、人工じんこう心臓をつけていただいてこのとおり丈夫になったんですよ」
三十年後の東京 (新字新仮名) / 海野十三(著)
司馬道場へ入れる人工にんくをあつめていると聞きだして、身をやつして桂庵けいあんの手をとおしてもぐりこんだ源三郎、久しぶりに八ツやま下の本陣、鶴岡市郎右衛門方へ帰ってきますと
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「はい。先年、お旗上げのとりでとして、ご籠城のみぎり、賊軍のため焼亡した笠置寺かさぎでらへ、さきごろ造営再建ぞうえいさいこんのありがたい勅がくだされましたので。……それの木材、人工にんくなどの用務をおびてのぼりました」