人工にんく)” の例文
司馬道場へ入れる人工にんくをあつめていると聞きだして、身をやつして桂庵けいあんの手をとおしてもぐりこんだ源三郎、久しぶりに八ツやま下の本陣、鶴岡市郎右衛門方へ帰ってきますと
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「はい。先年、お旗上げのとりでとして、ご籠城のみぎり、賊軍のため焼亡した笠置寺かさぎでらへ、さきごろ造営再建ぞうえいさいこんのありがたい勅がくだされましたので。……それの木材、人工にんくなどの用務をおびてのぼりました」