“賣女屋”の読み方と例文
読み方割合
ばいぢよや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから、借(か)りのある賣女屋(ばいぢよや)の前(まへ)は笠(かさ)を傾(かたむ)けて、狐鼠々々(こそ/\)と隱(かく)れるやうにして通(とほ)つたが、まだ何處(どこ)も起(お)きては居(ゐ)ない、春(はる)濃(こまや)かに門(もん)を鎖(とざ)して、大根(だいこん)の夢(ゆめ)濃厚(こまやか)。
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
衣服(きもの)を着(き)て帶(おび)を〆(し)めて、やがて尻(しり)を端折(はしを)らうと云(い)ふ頃(ころ)、ふと橋(はし)の上(うへ)を見(み)ると、堅氣(かたぎ)も多(おほ)いが、賣女屋(ばいぢよや)のある小(ちひ)さな宿(やど)、何(なん)となく自墮落(じだらく)の風(ふう)が染(そ)まると見(み)えて、宿中(しゆくぢう)いづれも朝寢(あさね)らしい。
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)