“白躑躅”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しろつつじ66.7%
しらつつじ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、それも力抜けがして中途でしてしまった。彼は重味のとれた怠惰たいだな気持ちでぼんやり庭の白躑躅しろつつじを眺めていた。
御身 (新字新仮名) / 横光利一(著)
この絵姿の若衆の顔はやさしく晴々しく邪気なく、この若衆が手にした白躑躅しろつつじのそれよりもきよい浄い姿でした。
艶容万年若衆 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
また、巻三(四三四)に、『風速かざはやの美保の浦廻うらみ白躑躅しらつつじ見れども不怜サブシ亡き人思へば』の第四句は、『或云、見者ミレバ悲霜カナシモ無き人思ふに』
『さびし』の伝統 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)