“風速”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かざはや60.0%
ふうそく40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また、巻三(四三四)に、『風速かざはやの美保の浦廻うらみ白躑躅しらつつじ見れども不怜サブシ亡き人思へば』の第四句は、『或云、見者ミレバ悲霜カナシモ無き人思ふに』
『さびし』の伝統 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
風速かざはやの三浦廻うらみ、貝島のこの高殿は、あめなるや不二をふりさけ、清見潟満干みちひの潮に、朝日さし夕日照りそふ。
(新字旧仮名) / 北原白秋(著)
夕刻ゆうこくのラジオは、いよいよよるになると、風速ふうそく三十メートルにたっするであろうというのです。
台風の子 (新字新仮名) / 小川未明(著)
射程には、おのずから限度がある。ただ砲弾を遠方へ飛ばすだけなら、射程をいくらでも伸ばし得られるが、砲門附近の風速ふうそくと、弾着地点だんちゃくちてん附近の風速とを考えてみても、かなりちがうのである。