“かざはや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
風早62.5%
風速37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と熱の無い口氣こうきで謂ツて、もう冷たくなツた燒肉ビフテキを頬張るのは、風早かざはやといふ學士で。彼は今晝餐ひるげツてゐるので、喰りながらも、何か原書を繰開くりひろげて眼を通してゐる。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
甘糟の答ふるにさきだちて、背広の風早かざはやは若きに似合はぬ皺嗄声しわがれごゑ振搾ふりしぼりて
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
風速かざはやの三保の浦廻うらみ貝島かひじまのこの高殿は、天なるや不二をふりさけ、清見潟満干の潮に、朝日さし夕日てりそふ。
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)