トップ
>
口氣
ふりがな文庫
“口氣”の読み方と例文
新字:
口気
読み方
割合
こうき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうき
(逆引き)
と熱の無い
口氣
(
こうき
)
で謂ツて、もう冷たくなツた
燒肉
(
ビフテキ
)
を頬張るのは、
風早
(
かざはや
)
といふ學士で。彼は今
晝餐
(
ひるげ
)
を
喰
(
や
)
ツてゐるので、喰りながらも、何か原書を
繰開
(
くりひろ
)
げて眼を通してゐる。
解剖室
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
さうして
其
(
その
)
有望
(
いうばう
)
な
前途
(
ぜんと
)
を、
安之助
(
やすのすけ
)
が
既
(
すで
)
に
手
(
て
)
の
中
(
うち
)
に
握
(
にぎ
)
つたかの
如
(
ごと
)
き
口氣
(
こうき
)
であつた。かつ
其
(
その
)
多望
(
たばう
)
な
安之助
(
やすのすけ
)
の
未來
(
みらい
)
のなかには、
同
(
おな
)
じく
多望
(
たばう
)
な
自分
(
じぶん
)
の
影
(
かげ
)
が、
含
(
ふく
)
まれてゐる
樣
(
やう
)
に、
眼
(
め
)
を
輝
(
かゞ
)
やかした。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
口氣(こうき)の例文をもっと
(2作品)
見る
口
常用漢字
小1
部首:⼝
3画
氣
部首:⽓
10画
“口”で始まる語句
口惜
口
口吻
口説
口髭
口籠
口許
口上
口調
口々
“口氣”のふりがなが多い著者
三島霜川
夏目漱石