早く、躑躅の照る時分になつてくれぬかなあ。一年中で、この庭の一番よい時が、待ちどほしいぞ。
後年郷里に住むやうになつてから、その模型は庭の躑躅の蔭の平たい石の上に置かれてゐた。
こんな事をして居る中に、早一月も過ぎて、桜の後、暫らく寂しかつた山に、躑躅が燃え立つた。
耳近く鳴く鶯は 篶のなか 青き躑躅の 時に立ち居る
“躑躅”の意味
《名詞》
躑 躅
(テキチョク)足踏みしてなかなか進まないこと。
ためらうこと、躊躇、逡巡。
(テキチョク、つつじ)つつじ(ツツジ目ツツジ科ツツジ属の木の総称、特にその樹木のつける花)の漢名、又は、その漢字表記。
(出典:Wiktionary)
躑 躅
(出典:Wiktionary)
“躑躅(ツツジ)”の解説
ツツジ(躑躅、映山紅)は、ツツジ科の植物であり、学術的にはツツジ属(ツツジ属参照)の植物の総称である。ただしドウダンツツジのようにツツジ属に属さないツツジ科の植物にもツツジと呼ばれるものがあるので注意が必要である。
主にアジアに広く分布し、ネパールでは国花となっている。また、練馬区など一部の市区町村でもシンボルにされている場所もある。日本ではツツジ属の中に含まれるツツジやサツキ、シャクナゲを分けて呼ぶ慣習があるが、学術的な分類とは異なる。最も樹齢の古い古木は、800年を超え1,000年に及ぶと推定される。季語は春。サツキは夏。
(出典:Wikipedia)
主にアジアに広く分布し、ネパールでは国花となっている。また、練馬区など一部の市区町村でもシンボルにされている場所もある。日本ではツツジ属の中に含まれるツツジやサツキ、シャクナゲを分けて呼ぶ慣習があるが、学術的な分類とは異なる。最も樹齢の古い古木は、800年を超え1,000年に及ぶと推定される。季語は春。サツキは夏。
(出典:Wikipedia)