“核心”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かくしん96.0%
もの4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平次の舌は次第に冷靜に事件の核心かくしんに觸れて行きますが、身體は反對にすつかり醉拂つて、他愛もなくフラリフラリと搖れるのでした。
「大学は、つづけておやりになるつもりですか?」まさに、核心かくしんをついた質問だった。僕の悩みも、それなんだ。手きびしいと思った。
正義と微笑 (新字新仮名) / 太宰治(著)
万人の翹望ぎょうぼうする上流階級の特権なるものは皆この悪魔道に関する特権に外ならず。人類の日常祈るところの核心ものは皆、この外道精神の満足に他ならず。
悪魔祈祷書 (新字新仮名) / 夢野久作(著)