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痰唾
ふりがな文庫
“痰唾”の読み方と例文
読み方
割合
たんつば
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たんつば
(逆引き)
哲学者はそれには何とも答へないで、いきなり
痰唾
(
たんつば
)
を
富豪
(
かねもち
)
の顔に吐きかけた。
富豪
(
かねもち
)
は
西洋茄子
(
トマト
)
のやうに
真紅
(
まつか
)
になつて
憤
(
おこ
)
つた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
カッとお宮の横着そうな面に
唾
(
つばき
)
を吐きかけて、
横素頬
(
よこずっぽう
)
を三つ四つ張り飛ばして、そのまま思いきろうと
咽喉
(
のど
)
まで出しかけた
痰唾
(
たんつば
)
をぐっと押えてまた
呑
(
の
)
み込み
うつり香
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
文「さア大伴氏、
其許
(
そこもと
)
は舅の敵の其の上に、よくも此の文治が面部に
疵
(
きず
)
を負わし、
痰唾
(
たんつば
)
まで吐き掛けたな、今日こそ晴れて一騎討の勝負、
疾
(
と
)
く/\打って来い」
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
痰唾(たんつば)の例文をもっと
(5作品)
見る
痰
漢検1級
部首:⽧
13画
唾
常用漢字
中学
部首:⼝
11画
“痰唾”の関連語
喀痰
“痰”で始まる語句
痰
痰持
痰壺
痰呵
痰喘
痰咳
痰火
痰瘤
痰切飴
“痰唾”のふりがなが多い著者
近松秋江
江見水蔭
三遊亭円朝
薄田泣菫
吉川英治