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痰壺
ふりがな文庫
“痰壺”の読み方と例文
読み方
割合
たんつぼ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たんつぼ
(逆引き)
それらの不幸な人々は、手に
痰壺
(
たんつぼ
)
をもって、たがいに様子を
窺
(
うかが
)
いながら、相手のうちに死期の迫るのを見守っていた。
ジャン・クリストフ:12 第十巻 新しき日
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
おしっこを客車の通路にある
痰壺
(
たんつぼ
)
にしてしまった失敗談(しかし、その上京の時に、自分は痰壺と知らずにしたのではありませんでした。子供の無邪気をてらって、わざと、そうしたのでした)
人間失格
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
すると、さわられた家具は、つぎつぎとしゃべりだしました。しかも、みんながみんな、自分のことばかりしゃべりたてました。なかにただひとり、
痰壺
(
たんつぼ
)
だけは、だまりこくって立っていました。
眠りの精
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
痰壺(たんつぼ)の例文をもっと
(4作品)
見る
痰
漢検1級
部首:⽧
13画
壺
漢検準1級
部首:⼠
12画
“痰”で始まる語句
痰
痰持
痰唾
痰呵
痰喘
痰咳
痰火
痰瘤
痰切飴
“痰壺”のふりがなが多い著者
ロマン・ロラン
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
有島武郎
太宰治