“喀痰”の読み方と例文
読み方割合
かくたん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
清逸は喀痰かくたんを紙に受けていくらかの明るみにすかしてみた。黒い色に見えて血がかなり多量に吐きだされていた。
星座 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
喀痰かくたんは一昼夜の分量、二個のコツプに六、七分目づつ位なり。朝ことに多し。血痕けっこんをまじへず。
明治卅三年十月十五日記事 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
あなたの血液型なんかその喀痰かくたんからして、もうとっくの昔に判っていることでしょうよ
振動魔 (新字新仮名) / 海野十三(著)