“かくたん”の漢字の書き方と例文
語句割合
喀痰100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八日目の朝に看病夫が来て、彼の喀痰かくたんを採って行った。
(新字新仮名) / 島木健作(著)
夕方のかすかな光の中に青白い印象を清逸の眼に残して、その紙屑は一つ一つ地に落ちた。喀痰かくたんの中に新鮮な血の交ったのがいくつも出てくるのを見ると、知らず知らず溜息が出た。
星座 (新字新仮名) / 有島武郎(著)