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固唾
ふりがな文庫
“固唾”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かたず
70.6%
かたづ
29.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かたず
(逆引き)
成行
如何
(
いかに
)
と
固唾
(
かたず
)
を呑んで居りましたが、二人は睨み合ったままスーッと別れて、紺野は玄関の方へ、香椎は客間の方へ足を返します。
向日葵の眼
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
しいんと一斉に
固唾
(
かたず
)
を呑んだ黒い影をそよがせて、
真青
(
まっさお
)
な月光に染まっている障子の表をさっとひと
撫
(
な
)
で冷たい夜風が撫でていった。
十万石の怪談
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
固唾(かたず)の例文をもっと
(50作品+)
見る
かたづ
(逆引き)
見物も此の場の成行きに
固唾
(
かたづ
)
を
嚥
(
の
)
んで
鳴
(
なり
)
を沈めて居るものゝ、そろ/\舞台に穴があきさうになつて来るので気が気でなくなつて来た
癖
(新字旧仮名)
/
喜多村緑郎
(著)
お霜は大きく眼を開いて、ゴクリと
固唾
(
かたづ
)
を呑みました。忠義者には相違ないまでも、お春に比べると、何となく神經の
鈍
(
にぶ
)
さうな女です。
銭形平次捕物控:043 和蘭カルタ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
固唾(かたづ)の例文をもっと
(89作品)
見る
“固唾”の意味
《名詞》
極度に緊張したときなどに思わず口の中に溜まる唾。
(出典:Wiktionary)
固
常用漢字
小4
部首:⼞
8画
唾
常用漢字
中学
部首:⼝
11画
“固”で始まる語句
固
固陋
固執
固有
固有名
固着
固肥
固練
固辞
固粥
“固唾”のふりがなが多い著者
野村胡堂
中里介山
吉川英治
林不忘
小酒井不木
佐々木邦
夢野久作
菊池寛
国枝史郎
谷崎潤一郎