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勝算
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しょうさん
ふりがな文庫
“
勝算
(
しょうさん
)” の例文
蓋
(
けだ
)
し
勝氏
(
かつし
)
輩
(
はい
)
の
所見
(
しょけん
)
は内乱の戦争を以て無上の
災害
(
さいがい
)
無益
(
むえき
)
の
労費
(
ろうひ
)
と認め、味方に
勝算
(
しょうさん
)
なき限りは
速
(
すみやか
)
に
和
(
わ
)
して速に
事
(
こと
)
を
収
(
おさむ
)
るに
若
(
し
)
かずとの数理を信じたるものより外ならず。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
……どうだ、藤波、
勝算
(
しょうさん
)
があるか。……それとも、また、北の顎十郎にシテやられるか
顎十郎捕物帳:11 御代参の乗物
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
だがしかし——燕作の
肚
(
はら
)
にはりっぱに
勝算
(
しょうさん
)
がたっていた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
敵味方
相対
(
あいたい
)
して
未
(
いま
)
だ兵を
交
(
まじ
)
えず、早く
自
(
みず
)
から
勝算
(
しょうさん
)
なきを
悟
(
さと
)
りて
謹慎
(
きんしん
)
するがごとき、表面には官軍に向て
云々
(
うんぬん
)
の口実ありといえども、その内実は徳川政府がその
幕下
(
ばっか
)
たる二
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
左
(
さ
)
れば当時
積弱
(
せきじゃく
)
の幕府に
勝算
(
しょうさん
)
なきは
我輩
(
わがはい
)
も勝氏とともにこれを知るといえども、士風維持の一方より論ずるときは、国家
存亡
(
そんぼう
)
の
危急
(
ききゅう
)
に
迫
(
せま
)
りて勝算の
有無
(
うむ
)
は言うべき限りにあらず。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
“勝算”の意味
《名詞》
勝算(しょうさん)
勝てるという公算。勝ち目。
(出典:Wiktionary)
勝
常用漢字
小3
部首:⼒
12画
算
常用漢字
小2
部首:⽵
14画
“勝”で始まる語句
勝
勝手
勝負
勝鬨
勝利
勝軍
勝頼
勝重
勝敗
勝手口