“勝軍”の読み方と例文
読み方割合
かちいくさ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それには及ばん。その心根はよく分るが、それまでに、危ない中を、往来せんでもよい。充分、体を休めて、勝軍かちいくさらせを待て」
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また晋の趙簡子両白騾ありて甚だ愛せしに、ある人重患で白騾の肝を食わずば死ぬと医が言うと聞き、その騾の肝を取ってやった。のち趙がてきを攻めた時、かの者の一党皆先登して勝軍かちいくさした。
「のめエ! 乾坤ところを一にする勝軍かちいくさの門出だ。飲めといったらのめ」
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)