“しようさん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
称讃40.0%
賞讃20.0%
稱讃20.0%
賞粲20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こゝにぬぐひ扶桑ふさう第一の富士をいだせり、そのさま雪の一握ひとにぎりをおくが如し。人々手をうち、奇なりとび妙なりと称讃しようさんす。千しようけい応接おうせふするにいとまあらず。
君等きみら其時そのとき擧動ふるまひ賞讃しようさんするのをるにつけても、じつ斷膓だんちやうねんえなかつたです——なに、あの卑劣ひれつなる船長等せんちやうら如何どうしたとはるゝか。
切齒はがみする若者わかものもあるといふさはぎ、たれいふとなく『日本人につぽんじんてつの一しゆである、如何いかんとなればくろ堅固けんごなるゆゑに。』などゝ不思議ふしぎなる賞讃しようさんをすらはくして、一わたくしはな餘程よほどたかかつたが
なにかしらむねほこらしさにいつぱいで、丁度ちやうどひとから稱讃しようさん言葉ことばちうけてゐでもするやうにわく/\する。彼女かのぢよなほもそのよろこびと安心あんしんあらたにしようとするやうにふたゝ手紙てがみをとりあげる。
(旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
けだしその流行の波濤に漂はさるるに際しては読者の趣味概ね泛として定まるところなく批判の能力に乏しくして半銭の価値なきものも唶々さくさくして世人の賞粲しようさんに上る。
史論の流行 (新字旧仮名) / 津田左右吉(著)