“小三”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こさん66.7%
こさ16.7%
しょうさん16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
同時にまた、教科書の間に隠した『梅暦うめごよみ』や小三こさん金五郎きんごろうの叙景文をばあたりに見る川筋の実景に対照させて喜んだ事も度々であった。
夏の町 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
おまはんは小三こささんの事というと気違のようになりますが、あの目のわりい客衆を殺せば、仮令たとい小三さんが世に出ればとて、人を殺しちゃア斯う遣って居る事は出来まへん
その後、この小三しょうさんの奴ア、いたずらして頭に大火傷おおやけどをこさえ、それが十四、五のころで、親とともに一時は村へ舞い戻っていましたが、都の風に染んだ怠け者、またすぐ出ていってしまいました。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)