“ゆう/\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
悠々71.4%
悠然14.3%
融々14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たゞこの秘密造船所ひみつぞうせんじよづるまへに、一言ひとこときたきは、海底戰鬪艇かいていせんとうてい竣成しゆんせい期日きじつと、このてい如何いか命名めいめいされるかとのてんである。大佐たいさわたくしとひたいして、悠々ゆう/\鼻髯びせんひねりつゝ
梅が香薫る窓の外をながめて讀むとも見えぬ與之助が傍に、炭がちの火のうそ寒き火鉢をかき起しつゝ、自から持ち來し座蒲團に悠然ゆう/\と坐をかまへて、物いひたき景色は、例の夫れなるべしと
花ごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
然るに安政中より維新に至るまでの間に、狩谷従之と云ふものがあつて、文雅人名録の類に載せられてゐる。従之はあざな善卿ぜんけいと云ひ、通称を三右衛門と云ひ、融々ゆう/\しう二と号した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)