“いうちやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
悠長85.7%
悠暢14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
悠長いうちやうな時代で、平次が行き着くまで、行倒ゆきだふれの死骸はまだ取捨てる段取にもならず、町内の番太が、迷惑さうな顏をしながら、寄つて來る彌次馬を追つ拂つて居りました。
のつそりとして悠長いうちやう卯平うへい壯時さうじじゆくして仕事しごと呼吸こきふおほきなかたからおろとき、まだ相當さうたうはかどるのであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
はれくもりまたつきとなり、かぜとなり——ゆきには途絶とだえる——往來わうらいのなかを、がた/\ぐるまも、車上しやじやうにして、悠暢いうちやうと、はなとりきつゝとほる。……
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)