“のどか”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ノドカ
語句割合
長閑95.3%
1.3%
0.7%
朗々0.7%
悠閑0.3%
晴和0.3%
泰平0.3%
長閑気0.3%
閑和0.3%
閑静0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とにかく震災地とは思われない長閑な光景であるが、またしかし震災地でなければ見られない臨時応急の「託児所」の光景であった。
静岡地震被害見学記 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
な線で、発車するまでの間を、車掌がその辺の子供と巫山戯ていたり、ポールの向きを変えるのに子供達が引張らせてもらったりなどしている。
路上 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
百樹、我が幼年の頃は元日のあしたより扇々と市中をうりありく、あるひは白酒々の声も春めきて心もなりしが此声今はなし。
されど二月はさすがにあをみわたりて、朗々なるのもとに書読をりしも輴哥るはいかにも春めきてうれし。是は我のみにあらず、雪国の人の人情ぞかし。
それは、又右衛門にも、せぬらしい。といって、手紙の内容は、至って悠閑な消息に過ぎない。内密の用事でとか、折入ってとかいう言葉は見えなかった。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
後、天が全世界を己の如く晴和ならしめんと思ひし時に近き頃、ローマの意に從ひて、チェーザレこれを取りたりき 五五—五七
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
そぞろにその泰平さにほほ笑まれるのであったが、その来る嫁というのが甲州八幡村と聞いて竜之助は、また思わでものことを思わねばならぬ。
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
序幕山崎街道立場の場は明智の雑兵の乱暴を羽柴の侍が制する処なるが合戦中の事としては、百姓が長閑気に酒を呑み女にるるなど無理なる筋多し。
その時南から吹く温かい風に誘われて、閑和が、細く長く、遠くの波の上を渡って来た。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
押しつけるような閑静のなかを、直ぐ前の御成街道をゆく鳥追いの唄三味線が、この、まさに降らんとする血の雨も知らず、正月得顔に、呑気に聞えて来ていた。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)