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のどか
百樹曰、我が
幼年の頃は元日のあしたより扇々と市中をうりありく
声、あるひは白酒々の声も春めきて心も
朗なりしが此声今はなし。
百樹曰、我が
幼年の頃は元日のあしたより扇々と市中をうりありく
声、あるひは白酒々の声も春めきて心も
朗なりしが此声今はなし。
時は十二月のはじめなりしが数日の雪も此日
晴たれば、両人
肩をならべて
心朗にはなしながら
已に
塚の山といふ
小嶺にさしかゝりし時、雪国の
恒として
晴天俄に
凍雲を
布
時は十二月のはじめなりしが数日の雪も此日
晴たれば、両人
肩をならべて
心朗にはなしながら
已に
塚の山といふ
小嶺にさしかゝりし時、雪国の
恒として
晴天俄に
凍雲を
布