明治座評めいじざひょう(明治二十九年四月)(めいじにじゅうくねんしがつ)
明治座の一番目「明智光俊誉乗切」は三幕にて、山崎合戦より唐崎の馬別れに終る。例の通「真書太閤記」も一二節に芝居の衣をかけしまでにて、かたりに記せる修羅場の読切といへるには適すれども、むづかしき戯曲論など担ぎ出すべきものに非ず。しかし光俊を見 …
作品に特徴的な語句
やっこの はまり えたい かわり こしらえ きり とおり かん まこと こうむ ほとんど せりふ うらみ 押手おして はま 撫恤なで 居睡いねむり 容貌きりょう だる 一睨ひとにら あらわ 仲間ちゅうげん くだり いさめ おどし 片口かたくち まげ 璃寛りかん 生酔なまよい すこぶ 眼目がんもく 神明しんめい 立優たちまさ 立場たてば よろい ののし 羽柴はしば 菖蒲あやめ 落足おちあし かな あし せま 被布ひふ 足蹴あしげ 見界みさかい 貫目かんめ はか ことば 其所そこ もっと 在来ありきたり 可笑おか かえ りん 冗漫じょうまん 平常ふだん かぶと 偏袒かたはだぬぎ おもかげ てい 二谷にのたに 丸髷まるまげ 両吟りょうぎん 一閃いっせん ごう 柄杓ひしゃく うま もと 斯様かよう 撫付なでつ いど こしら 打擲ちょうちゃく 戸迷とまど たわむ 惣髪そうはつ 恐入おそれい しょう こた